G-SHOCK(Gショック)偽物を見分けるポイントはこれだ!!

  • 2020年4月7日
G-SHOCK 本物偽物比較 付属品も含め

時間がずれて、耐衝撃性や防水性が低いGショックなんて全く必要ない!!

Gショックといえば耐衝撃性や防水性、電波受信、ソーラー充電など実用性が高く時計としての信頼度は機械式時計よりも高く、同じクォーツ式(電池式)の時計の中でも最高峰というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
そんな信頼性の高いGショックの偽物(コピー品)が出回っているのを発見したので皆様に共有したく、徹底的に本物と比較し記事にしてみましたのでご覧いただければ幸いです。
時間がずれて、耐衝撃性や防水性が低いGショックなんて全く必要がないので、偽物を世界から無くすために、皆様がコピーや偽物を買わない事が一番だと考えましたので是非参考にしてください。
当社はGショックの買取を行っていますので、これまでも数多くのGショックを見て、触ってきた経験からわかったことをお伝えさせていただければと思います。

Gショックの偽物はどこで売っているのか。

日本の正規店Gショックのショップや大型の家電量販店さんなどでGショックを購入すると間違いなく本物を購入できることは皆さんご存じかと思います。 日本の正規店で購入すると、多くの場合が以下のような箱に入ったGショックになると思いますが、

 

Gショック日本正規品の箱

 

並行輸入のGショックを販売されている実店舗やオンラインショップでGショックを購入すると次の画像のような外箱やケースに入ったGショックになる場合があります。

 

並行輸入品の外箱

正規店で使われているような箱に入っていれば必ず本物とは言えませんが、これまでのGショックの買取の経験から上記の画像のような箱に入っているGショックに偽物が多い傾向があります。 今回は箱も含め徹底的に本物と偽物を比較しています。並行輸入だから偽物というわけではなく、海外でもGショック人気は高いので海外で販売されているそのほとんどは本物だと思いますが一部、海外で販売されているGショックに似せたコピー品があるので気を付けていただきたいと思います。  コピーの大部分はオンラインストアで販売されているものの中に入っていると思います。

当社でも以前にあった話ですが、Gショックのコレクターの方がいらっしゃいまして、その方から200本近くのGショックをお買取りさせていただきました。 MTGやMRGのシリーズなど多数お持ちの方で、もちろん正規品だったのですがその中に1本だけコピー品が入っていました。 コレクターの方もほぼ正規店での購入だったようですが、お話を聞いたところ日本には出ていないカラーのものがオンラインショップで販売していて、欲しくなって購入したとのことでした。Gショックだけでなく、オンラインでのショッピングが今後ますます増えてくると思いますので、購入店の選び方がより一層大事になりそうです。

偽物と本物の違い

1 外箱(紙の箱)

さて、これから実際に本物と偽物を比べていきましょう。 まず最初に外箱です。 外箱なんかチェックしてどーするのよ! と思った方もいらっしゃるでしょうが、少し我慢して聞いていただきたいです。
冒頭でもお伝えしたように当方、買取店ですのでハイブランドのジュエリーやバッグ時計などの偽物(コピー品)に触れる機会が一般の方よりも多いのでその経験からお話しさせていただくと、例えばエルメスのバーキンというバッグがあります。 このバッグは国内の定価が100万円を超える高額のバッグなんですが、この偽物を見極めるときのポイントとして箱のチェックもするんです。 箱が本物だったから中身も本物という話ではなく、あくまで一つのポイントとして必ず箱もチェックするということです。
では外箱の画像をご覧になってください。

 

どうでしょうか、どちらが本物で、どちらが偽物でしょうか。 ぼんやり遠目から見てもあまりわかりませんが細部までよく見比べていきましょう。

① 左が正規品で右はコピー品です。黒の色味が違います。 画像でもわかりますでしょうか。 画像だとわかりにくいのですが本物の方が黒が濃く艶っぽいです。

② 箱を上から見た画像、円の外側 G-SHOCK  SINCE ~ の字体が違います。 本物はG-SHOCKの字体とSINCEの字も1983の字も同じような大きさの字体ですが、コピーの方はG-SHOCKの字と比べてSINCEとか1983の字が縦に伸びている感じがします。 偽物の方はアンバランスです。

③ 下の画像も上記と同じ左が正規品で右はコピー品です。箱側面の赤いG-SHOCKの字がコピー品はぼやけていますが左側の本物は色味もはっきりしています。これもコピー品によくある印刷の品質の低さです。

g-shock 外箱側面の画像

偽物の印刷は本物と比べて少し精度が落ちます。 細かい部分まで印刷できていないので遠目で見ると少しぼやけたような印象になるのでしょう。

 

④ これは実際に見るととても分かりやすいポイントです。箱の上部の画像の円の中心に赤い字で大きくG、その上に白い字でSHOCKの文字がプリントされています。Gの字をよく見比べてください。なんとなくどちらが本物かわかりますでしょうか。

Gショック 外箱Gの文字比較

 

これも左の画像が正規品です。さらに画像を拡大すると一目瞭然です。

Gショック 外箱Gの文字比較 拡大

 

画像左の正規品の赤いGの字は筆で書かれたようなシャープな字になっていますが、右側のコピー品は完全に印刷の手抜きですね。 少しでも安く作りたいのでしょうか、印刷が適当なのか、そもそもロゴを作ったときに手を抜いたのかわかりませんが、こうして正規品を見るとやっぱりかっこいいし細部まで手を抜かないしっかりとしたモノづくりを感じることができます。 コピー品を見れば見るほど正規品のすばらしさがわかるっていうのはどうかと思いますが…..。

2 アルミでできた内箱を比較

3個内箱が並んでいますが、もうここまでくるとIQテストのようになってきますね。 一番左のアルミの内箱だけが正規品なのですが、これはなかなか正規品かコピー品か見比べるのは難しいかもしれません。 そもそもSINCE 1983の字の色が違うといわれればそうなんですが、これは生産の時期や場所によって、個体差がありそうなので判断の材料にはならないかと思います。

G-SHOCK アルミ内箱 偽物 本物 比較画像 拡大

写真ではわかりずらいのですが肉眼で見るとカン中央の赤いGの字の部分は裏側からプレスされて浮き上がっているのですが、正規品はGの部分がプレスのど真ん中にきていますが、コピー品は微妙にずれています。 (この違いは肉眼だと結構わかりやすいです)ちなみに先ほどの紙の外箱の時の印刷と違ってアルミの内箱の印刷は結構しっかりとしています。

次にアルミ缶の裏側を見てみましょう。

G-shock 内箱アルミ缶 裏側

これも左側が正規品ですが、正規品はシリアル番号のようなものが印刷されていますが、コピー品の方は何もありません。 コピー品にも様々な種類があると思いますので、番号のプリントがあるからと言って必ず本物であるとは言えませんが、これも一つの判断材料にしていいかもしれませんね。

3 説明書を比較

説明書のプリントも外箱と同様に正規品と偽物の判断がしやすいポイントになります。

G-SHOCK 説明書 本物・偽物 画像比較

左の画像が正規品です。 遠目で見ても何となくわかるかと思いますが、やはり正規品のプリントは細かい部分も鮮明で綺麗ですが、コピー品(偽物)は字が細かくなればなるほど正規品と比べぼやけています。 下が拡大の画像です。

Gショック 説明書 正規品コピー品のプリントの違い 拡大

左側の正規品がやはり綺麗です。 CASIOの大きなロゴも正規品ははっきりとしているように見えます。

4 本体を比較

① まず正面からの画像を比較してみたいと思います。
G-SHOCK GA 偽物本物 比較画像 正面

 

間違い探しのゲームですね。 こちらの画像も一番左の画像が正規品です。 真ん中の画像と右の画像はコピー品です。
肉眼で見ていても違いを見つけるのはかなり難しく、比較してやっと少し本物と違う部分がわかる程度ですのでコピー品も外見はかなり精巧に作られて
外見だけでは怪しい部分がそんなに多くありませんが、1点完全に違うポイントがありましたので下の画像をご覧ください。

それぞれのGショックの下の方にPROTECTIONの文字が見えると思いますがその上にSHOCK RESISTの文字がありますが、このSHOCK RESISTの文字は

ガラスの内側時計の文字盤部分に書かれた文字なのですが、真ん中と右の画像を見ていただくとSHOCK RESISTの文字がダブって見えます。 一番左の画像のSHOCK RESISTの文字は綺麗に見えます。 肉眼だともっとわかりやすいです。

② 風防(ガラスの質感が全く違う)

上記①のポイントと関係があるところなのですが、Gショックの風防(ガラス)の違いです。 正規品のGショックではミネラルガラスやサファイアガラスが使われています。 コピー品はいかに安価で本物と同じようなものを作るのかということを考えて作っているのでガラスの素材はコストが高くつくので正規品と同じものは使われていないようです。

Gショック コピー品の風防

肉眼で見ているだけではほとんどわかりませんが、コピー品(偽物)はおそらくプラスチックのような素材の上に光沢を出すためか、保護シールのような透明なシールが貼られています。 正規品の風防を爪でこするとガラスを爪でこすったような感触ですが、コピー品の方を爪でこすると、シールを爪でこすったような引っ掛かりを感じます。 これもすべてのコピー品に当てはまるわけではないと思いますが、怪しいGショックに出会ったときに風防を爪でこすってみることも1つの大事なポイントになりそうです。

 

③ 裏側のネジを見てみるとこれも本物と偽物を区別する際のいいポイントかなと思いますが、本物のネジの形状を覚えていれば正規品以外のネジが使われている個体に出会ったときに判断の1つとして使えると思います。

Gショック 本物 偽物 ねじの形状比較

左の画像が正規品です。 ねじの形状が違いますね。 正規品はプラスマイナス形状になっていますが、コピー品(偽物)はプラス形状です。 昔からこの形状のネジが使われていたのか、定かではありませんがDW-5600EF-1T という1997年ころに発売されていたモデルのネジもチェックしてみましたのでご覧ください。

G-SHOCK ブラックフライ ネジ形状

20年以上前のGショックもプラスマイナスのネジなのでGショックは裏蓋のネジはほぼこの形状で間違いなさそうですね。

G-SHOCK(Gショック)のコピー(偽物)を買わないために

冒頭でもお話ししたようにオンラインで買い物をする機会は今後ますます増える傾向にあります。 ブランド品だけでなく日用品や食品にももしかするとコピー品が紛れている可能性はあります。 個人のフリマアプリやオークションサイトを見ているとあきらかに相場よりも安く販売されている場合は少し警戒が必要な気がします。
例えば大手企業が、広告のため相場よりも安く販売することはあっても、ほとんどの場合は新品の品物でも、中古の品物でも市場で販売される価格はある一定の幅に収まる傾向があります。

フリマアプリやオークションサイトで、多くの取引があり良い評価を多く積み上げている出品者でもコピー品を多く販売している場合がありますので見極めは必要です。 オンラインで物を購入するときに皆さんも出品者が信頼できる人や会社なのかということが一番のリスク回避だと感じていらっしゃると思います。 その判断材料は、評価や取引の履歴の数だけでなく、例えば店舗をしっかり構えているのかどうかや品物に問題があったときに返金をしてくれるのかどうかの見極めがとても大事だと思います。 Gショックの場合も同じで、例えば海外のサイトでコピー品をつかまされてしまった時に、しっかりと返金に応じてくれるようなしっかりとした会社であったり、品物に問題があった場合にポータルサイト側が保証などをしっかりとしてくれるかを確認することが重要です。 問題のある商品が手元に届いたときに実際に返金しようとするとかなりの労力が必要になります。 途中であきらめて泣き寝入りするかたも大勢いらっしゃるのではないでしょうか。 ダンシャリ銀座ではブランド品に関するトラブル(些細なことでも)のご相談も受け付けています。 当社でお役に立てることがあれば買取以外のことでもお気軽にご相談くださいませ。
さすがに「コピー品を買ったから購入店から返金させて欲しい」などのご相談は当方では解決が難しいですが、コピー品ぽいものを買ったから見て欲しいなどのご相談はもちろん無料で承っていますので、よろしくお願いいたします。
コピー品の買取はできませんが、G-SHOCK(Gショック)の買取はダンシャリにご相談ください。 G-SHOCK(Gショック)の買取相場など買取に関する情報はこちらから。

ダンシャリ銀座 スタッフ 桜井

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